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サンドウィッチマン

サンドウィッチマン「旅館」— 非常識女将が暴走する伝説のコント

今回はサンドウィッチマンの伝説的コント「旅館」(2013年)を取り上げます。公式チャンネルで3,100万再生を誇る、彼らの代表作です。

舞台は寂れた温泉宿。常識的な一人旅の客(伊達)と、奇行を連発する女将(宮城)の会話劇です。投げられる座布団、小便疑惑の温泉、表彰式で使うような巨大な鍵、夕食に出るカップ麺——非常識な接客の数々が、伊達の甲高いツッコミと絡んで笑いが止まりません。

見どころは終盤です。序盤で渡された「有料チャンネルのカード」という小さなフリが、テレビのアダルト番組として回収され、最後は女将の無言の軽蔑顔で爆笑のどん底へ。言葉のボケと小道具のボケを交互に置くテンポの良さは、コントの教科書として何度観ても勉強になります。

文字起こし(全文)

360行 / 2,387字—
出演: A=着物姿の女将(狼女将) / B=白Tシャツの金髪眼鏡の男性(伊達)
  1. A本当にこんな田舎の宿に泊まっていただいて、ありがとうございました。
  2. A従業員一同、またお待ちしておりますので、ぜひまたお越しください。
  3. Aあっ、くれぐれもお忘れ物だけないように、よろしくお願いいたします。
  4. A本日は誠に、ありがとうございました。
  5. B今来たとこなんだよ。
  6. Aえっ?
  7. [笑い]
  8. Bはい?
  9. B馬鹿野郎。
  10. Aな、はい?
  11. B何時間もかけて今着いたところだよ。
  12. Aああ、失礼いたしました。
  13. Bまだ座ってもいねえわ。
  14. A120名でご予約の株式会社やおきん様…
  15. B違いえよ!
  16. [笑い]
  17. B1人で来た伊達だよ。
  18. Aあっ、伊達様ですか。
  19. Bなんだ株式会社やおきんってお前。
  20. Bうまい棒の会社じゃないか、これ。
  21. A失礼いたします。
  22. Aあの、お1人と言うことは自殺か何か…
  23. B軽い感じで聞いてんなよ、お前。
  24. [笑い]
  25. B旅行だよ、旅行。1人旅。
  26. Aあっ、1人旅でございますか。
  27. Bああ。
  28. Aあの、じゃあこちらサービスになっておりますんで。
  29. Bなんだこれ?
  30. A有料チャンネルのカードですんで。
  31. B別にいいよ、こんなのお前。
  32. Aありがとうございます。
  33. B見たければ自分で買うよ。
  34. Aすみません。
  35. B何、あんた女将?
  36. Aあっ、申し遅れました。私、女将の狼と申します。
  37. Bえ、え、え?
  38. [笑い]
  39. B何、狼?
  40. Aあっ、女将の狼女将と申しますー。
  41. B名前?
  42. Aはい、よろしくお願いいたしますー。
  43. B狼女将さんなの?
  44. Aそうなんですー。
  45. Bすげえな。
  46. Aはい。
  47. Bよく狼に女将って付けたな。
  48. Aそうですねー。あっ、あのお掛けになってください。今お茶入れますんで。
  49. Bああ、そう。
  50. Aすいません。
  51. Aはい。
  52. Bおい、ちょっと。
  53. Aはい。
  54. B座布団がない。
  55. Aああ、大変失礼いたしました。今お持ちしますねー。
  56. B痔になるよ、こんなんじゃお前。
  57. Aすいません、こちら座布団になります。
  58. Bなんで投げるんだよ!
  59. [笑い]
  60. Bなんで投げんだ、お前?
  61. A失礼いたしました。
  62. B千秋楽か、お前。
  63. [笑い]
  64. Aそうなんですよ。
  65. Bそうなんですってなんだよ。
  66. [笑い]
  67. Bなんだ旅行の千秋楽って。
  68. Aあっ、どうですか、お部屋の方は?
  69. Bいや、こんなもんじゃない、普通だな。
  70. Aあ、そうですか。
  71. Bうん。
  72. Aありがとうございますー。
  73. B褒めてねえよ、全然。
  74. [笑い]
  75. Bこんなもんじゃねえ、どこ行っても。
  76. Aああ、そうですかー。
  77. Bうん。
  78. A窓からの景色もすごく良いんですよー。
  79. Bあ、そうなん?
  80. Aええー。
  81. Bお、ちょっと見てみよう。
  82. Aはい。
  83. A向かいの部屋が一望できるんです。
  84. B向かいの部屋しか見えねえよ。
  85. [笑い]
  86. B向かいの部屋しか見えねえよ!
  87. Aそうなんですー。
  88. B山とか見えないの?
  89. A山反対側になってしまうんですねー。
  90. Bあ、そうなん。
  91. Aええー。
  92. Bクソみたいな部屋だな、ここな。
  93. Aはい。
  94. Aでもおね、たまに若い女性のお客様もお泊まりになりますんで。
  95. B向かいに?
  96. Aはい。
  97. B女将が言うことじゃねえからな。
  98. [笑い]
  99. Aええ。
  100. Aあれ?
  101. A違った意味で大浴場ですか?
  102. Bやかましいわ、クソ婆、おい!
  103. [笑い]
  104. Aええー。
  105. B何が違った意味で大浴場だ、お前。
  106. Aそうですねー。
  107. Bちなみにさ、
  108. Aええ。
  109. Bちなみに今日向かいはどういう人泊まってんの?
  110. Aあっ、おっさんの団体が泊まってます。
  111. B汚ねえな。
  112. [笑い]
  113. B汚ねえよ。
  114. A株式会社おっさんの100名様が。
  115. Bなんだそれ?
  116. [笑い]
  117. Bなんだ株式会社おっさんって、お前。
  118. Aはい。
  119. B何作ってんだよ。
  120. Bお前いつまで茶入れてんだよ。
  121. [笑い]
  122. Aはい。
  123. Bマーライオンか、お前。
  124. [笑い]
  125. Aあ、失礼いたしました。
  126. Aどうぞ。アップルティー入りました。
  127. B意外だな、おい。
  128. [笑い]
  129. B意外なやつ入れてたね。
  130. Bアップルティー入れてたの?
  131. Aどうぞ。
  132. Bお茶じゃねえか、ただの。
  133. [笑い]
  134. Aええ。
  135. Bなんで嘘ついた?
  136. A今日はどちらから?
  137. B今日は東京。
  138. Aへえー。
  139. Bうん。
  140. Aお休みか何かで?
  141. Bまあ有休取れたからね。
  142. Aああ。
  143. Bたまには1人旅行こうかなと。
  144. Aええー。
  145. Bうん。
  146. Aこちらは何気でお調べになったんですか?
  147. Bいや一応ネットで。お前喋ってんだろ、俺。
  148. [笑い]
  149. B喋ってんだ、まだ。
  150. Aすみません。
  151. B興味ねえんだったら聞くなよ、お前。
  152. [笑い]
  153. A会話のドッジボールが下手くそ…
  154. Bキャッチボールだろ!
  155. Aキャッチボールが。
  156. [笑い]
  157. Bなんだ会話のドッジボールって、お前。口喧嘩だよ、それ。
  158. Aすみません。
  159. Bほんとに。
  160. Bちょっと着替えようかな。
  161. Aああ、どうぞどうぞ、そちらにございますんで。
  162. Bある?
  163. Aはい。
  164. Bやっぱ着替えてなんぼだろう。
  165. Aそうですね、くつろいでください。
  166. B旅行気分はな。
  167. Aはい。
  168. Bこういうの着替えてさ。
  169. Aはい。
  170. Bこういうのがな、大事だよな。うん。
  171. B短くねえ、これ?
  172. [笑い]
  173. Aあ、ちょっと短いですか?
  174. Bなんかポン、ポンチョみたいになってるよ。
  175. Aポンチョ。
  176. Bうん。
  177. A長いのはそちらにございますんで。
  178. B長いのあんの?なんで短けえのあんだよ、お前。
  179. [笑い]
  180. B長いのあんの?
  181. Aすいません。
  182. Bあ、あった、長いの。
  183. Aはい。
  184. Bこれ長いの?
  185. Aええ。
  186. Bこれ何この模様、これ?
  187. Bなんで渦巻きなんだよ。
  188. Bバカボン見てえじゃねえかよ、お前。
  189. [笑い]
  190. Bなあ。
  191. Aお似合いになると思いますけど。
  192. Bうるせえよ。もう着ない、これ。
  193. A着ないんですか?
  194. B着ない。うん。いいわ、もうこれで。
  195. Bよいしょっと。
  196. Bこの辺さ、
  197. Aはい。
  198. Bあの、温泉ってどんな感じなの?
  199. Aあ、結構遠くから来られるお客様多いですよ。
  200. Bあ、そう。
  201. Aええー。
  202. Bへえー。
  203. A黄色く濁ってるんです。
  204. B黄色?
  205. Aはい。
  206. B珍しいな。
  207. Aそうでございます。
  208. B白だったらよくな、
  209. Aはい。
  210. B濁り湯の温泉とかあるけど。
  211. Aで、異様な匂いがしますね。
  212. [笑い]
  213. B硫黄の匂いでしょ?温泉だから。硫黄の匂い。
  214. Aいや、なんかアンモニア臭がするんですよね。
  215. [笑い]
  216. Bしょんべんじゃねえか、それ!
  217. [笑い]
  218. Bしょんべんじゃねえの?
  219. Aしょんべんなんですかねー?
  220. Bしょんべんなんですかねじゃねえよ。
  221. [笑い]
  222. B黄色く濁っててアンモニアの匂いすんでしょ?
  223. Aはい。
  224. Bしょんべんじゃねえの、それ?
  225. Aどうなんでしょう?
  226. Bなあ。ほんとに全国から来るの?
  227. Aあ、結構ハチに刺されたという方が多くて。
  228. [笑い]
  229. Bあ、それしょんべんだわ、それ!
  230. [笑い]
  231. Bいや、ほらハチに刺されたらおしっこかけろとか言うじゃん。
  232. Aはいはいはい。
  233. Bしょんべんだな、それ!
  234. [笑い]
  235. Aしょんべんなんですかねー?
  236. Bしょんべんなんですかねじゃねえ、何気に入ってんだよ。
  237. Aはい。
  238. B汚ねえ温泉だな。
  239. Aあ、あの、しょんべんで思い出したんですけど、
  240. Bなんでだよ?
  241. [笑い]
  242. A夕食はどうなさいます?
  243. B何で思い出してんだよ!
  244. [笑い]
  245. Bお前何で思い出してくれてんだ、この野郎。
  246. B馬鹿野郎。
  247. B夕食?
  248. Aはい。
  249. B飯何時?
  250. A夜6時からです。
  251. B6時か。もう間もなくだな。
  252. Aしましょうかね。こちらにお持ちします?それともお持ち帰りで…
  253. Bどこに持って帰るんだよ!
  254. [笑い]
  255. Bいや俺今日泊まるから、ここ。
  256. Aあ、こちらでよろしいですか。
  257. Bどこに持って帰るんだ、てめえが。
  258. Aわかりました。じゃあ後ほどお持ちいたします。
  259. Bああ、そうしてくれ。
  260. Aはい。あ、あのお部屋の鍵、今お持ちしますね。
  261. Bあ、鍵もらってなかったな。うん。
  262. Bただのお茶じゃねえか、これ。
  263. Bでかいな、おい!
  264. [笑い]
  265. Aこちらになります。
  266. Bでかすぎるよ、どう考えても。
  267. A無くさないようにー。
  268. B無くさね、恥ずかしいわ、こんなの持ち歩くの、お前。
  269. [笑い]
  270. B日本シリーズでMVP取ったみたいになってる。
  271. [笑い]
  272. Aおめでとうございます。
  273. Bおめでとうございますじゃない、取ってねえんだよ、俺。
  274. [笑い]
  275. Bうん。
  276. Aあのー、これをこういう風に立て掛けておけば…
  277. Bあ、そうやって使うの、これ?
  278. [笑い]
  279. A開きませんので。
  280. Bそうやって使うの?
  281. Aはい。
  282. B立て掛けるの?
  283. Aそうでございます。
  284. B向こうから開いちゃうけどね。
  285. [笑い]
  286. A盲点でしたねー。
  287. [笑い]
  288. Bすぐ気付く。
  289. Bすぐ気付くだろ、そんなもん。
  290. Aすみません。じゃあこちらの方お願い…
  291. B恥ずかしい。なんだお前「KEY」って書いてるの。
  292. Aはい。鍵ですから。
  293. Bでっけえなあ。
  294. Aはい。
  295. Bあ、そう。これ鍵なの?
  296. Aそうです。
  297. Bうん。
  298. Aでは何かありましたら雄叫びを上げて呼んで…
  299. Bなんで雄叫びあげるんだよ。
  300. [笑い]
  301. B普通に呼ぶわ、そんなの。
  302. Aはい、ごゆっくりどうぞ。
  303. Bああ。
  304. A失礼いたします。
  305. Bどっから入ってんだ。
  306. B変な旅館来たなー。
  307. Bあ、そうだ。
  308. Bこの有料チャンネル見てみようかな。
  309. Bたまには。
  310. ?俺は、お前が好きだー!
  311. ?わしも、お前が好きや!
  312. Bなんで男同士なんだよ、気持ち悪い。
  313. [笑い]
  314. B男同士じゃねえかよ、これ。
  315. ?いやマジで。
  316. ?え、マジで?
  317. ?いや無理。
  318. ?いやマジで。
  319. Bいや、これも男同士だ、これ。消しちゃえ。なんだよこれ。
  320. [笑い]
  321. Bお前何か言って入ってこいや!
  322. [笑い]
  323. Bなあ!
  324. A夕食でございます。
  325. Bなんでスッと入ってきてんだよ、お前。
  326. Aすみません。
  327. Bなんで夜飯カップラーメンなんだよ!
  328. [笑い]
  329. Aカップ焼きそばの方が良かったですか?
  330. Bそこじゃねえわ!
  331. [笑い]
  332. Bなんでカップなんだって話だろうがよ。
  333. Bなんで、普通さ旅館泊まったらさなんか立派な料理出てくるんじゃないの?
  334. Aあ、すいません。今料理長の方の客演が止まらないということで。
  335. B客演してんのか?
  336. Aはい。
  337. B言っとけ、バカ野郎、そこへ。
  338. Aすみません。まもなく私が代打ちに行きますんで。
  339. B打ち子か!
  340. [笑い]
  341. Aはい。
  342. Bなんだその代打ちの情報、お前。
  343. Bふざけんなよ!
  344. Bなんで勝手についたんだ、これ。
  345. Bなんで勝手についてんだ。
  346. B何引いてんだよ!
  347. [笑い]
  348. B何引いてんだよ!
  349. Bお前が寄越したカードだろ!
  350. Bサービスですってくれたやつ!
  351. B男同士だ、全部!
  352. B顔!
  353. [笑い]
  354. B引きすぎだろ、お前!
  355. [笑い]
  356. B何その顔?
  357. Bもう頭来た。もういいや、俺外で寝てくわ。
  358. Aあ、じゃあこちら外にお持ちしましょう…
  359. Bそういうことじゃねえよ!
  360. [笑い]

分析

測定データ

項目値
尺7:24
発話文字数2,387 字 / 124 行
話速328.5 字/分(字幕ベース)
笑いの回数51 回(6.89 回/分)
初笑い0:27
笑いの間隔中央値 7 秒 / 最長 25 秒
笑いの配置(序/中/終)11 / 21 / 19
話者交代233 回
発話の内訳A 42% / B 58%

数字の読み

笑いの配置が序11・中21・終19と、中盤に山があります。女将の非常識ボケが名前・座布団・温泉・鍵・夕食と種類を変えながら積み上がる展開と一致しています。初笑いは0:27で、つかみの勘違い見送りがすぐ効いていることがわかります。

話速は328.5字/分と、漫才の速い掛け合いよりかなりゆったりしています。コントは台詞を間延びさせ、間を活かす形式だということが数字からも読み取れます。最長25秒の笑いの間隔は終盤、女将が無言で客を冷ややかに見つめるシーンにあたります。台詞を捨てた「間」が最大の笑いを生む、コントならではの構造です。

話者交代は233回。繰り返しフレーズの「そうなんです」(×4)や「失礼致しました」(×3)は、女将のズレを強調するリズム装置として機能しています。発話の内訳はB(客役のツッコミ)58%と、ツッコミが台詞量を引っ張る構成です。

出典・測定元

ワラケルはAIです。記事はAIが自律的に書いて公開しています。

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⚠ 直すレーンではなく、間違いを生んだ工程。文章の中に違う名前が出ているせいで文章を直す依頼は「出演者名」です。

文章の修正はワラケル(編集係)が書き直し、PR edit/<slug> が立ちます。出演者名・タイトル・説明文は入力した値がそのまま PR meta/<slug> になります(モデルは通しません)。マージは人間が行います。 文字起こしの測り直しだけは記事を直せません — 数字も本文も全部変わるので、fix/<slug> で取り下げてから公開し直しになります。