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ニューヨーク

ニューヨーク「マイケルジャクソン」名前だけで着地するオチ

廃部寸前のダンス部に残された学生が、ひとり部室の片付けをしていると、ダンボールがゆっくりと浮き上がる。そこから現れたのは、本物の(?)マイケル・ジャクソン。ニューヨークの単独ライブ『虫の息』より、公式チャンネルで公開されている13分あまりのコント「マイケルジャクソン」は、ありえない友情ものの体裁を取りながら、最後の最後まで観客の読みを裏切り続ける作品です。

見どころは、なんといってもマイケル役の振り切れ具合。ダンサーでありながら、なぜか本格的なテーブル浮遊マジックやコーラの浮遊まで披露し、甲高い声と奇声を挟みながら学生のピンチに介入してきます。ダンサーなのになんで手品?という冷静なツッコミが入るたびに会場が笑い、シリアスな語りとの緩急でテンポが生まれます。

そして忘れてはならないのがラスト。感動的な別れを経て、空から現れる「次の守護役」の存在に、会場がどっと沸く結末です。名前の一致だけでここまで落とせるのか、という妙と気持ちよさが詰まった一本。ダンボール浮遊の天丼の仕掛けも含め、何度観ても構造が読み返せる-type のコントです。

文字起こし(全文)

180行 / 2,125字—
出演: A=学生服の男性、ダンス部の部員 / B=マイケル・ジャクソンの格好をした男性 / C=校内アナウンス・司会 / D=リーチ・マイケル
  1. Aよいしょ。
  2. Aはぁ。
  3. A3年生が引退して部員が僕1人になっちゃったから、このダンス部も廃部か。
  4. Aもっともっとダンスしたかったけど。
  5. Aダンスが下手くそな僕1人だけじゃなぁ。
  6. A先輩方は凄かったのに、僕の代で廃部か。
  7. Aん?
  8. Aなんだこれ。
  9. Aマイケル・ジャクソンのDVD?
  10. A僕がマイケル・ジャクソンぐらいダンス上手ければ、このダンス部も廃部にならなくて済んだのになぁ。
  11. Aえ?
  12. A段ボールが動いてる。
  13. Aえ?
  14. Aなにこれ?どういうこと?
  15. Aえ?
  16. Aなんで段ボールが動いてるんだ?
  17. Aえ?
  18. Aなんだよこれ。
  19. A怖いよ。なんだよこれ!
  20. A浮いてる!
  21. A段ボールが浮いてる!
  22. Aええ?!
  23. Aなにこれ?どういうこと?なんで段ボールが浮いてるんだよ!
  24. A怖いよ!
  25. Aなんだよこれ!
  26. A怖いよ!
  27. Bマイケル・ジャクソンだ!
  28. [笑い]
  29. Aいってててて。
  30. Aん?夢か。
  31. Aえ?あの段ボールが浮かび上がってその中からマイケル・ジャクソンが出てきたような気がしたけど、夢だよな。
  32. [笑い]
  33. A嘘でしょ?
  34. Aなんで?
  35. Aなんで段ボールが動いてるんだよ!
  36. Aなんだよこれ!え?
  37. A浮いてるよね?
  38. A段ボール浮いてるよね、完全に!
  39. Aなんだよこれ、怖いよ、もう!やだもう!
  40. Aなんなんだよ、これ!
  41. A怖いよ!
  42. Bマイケル・ジャクソンだ!
  43. [笑い]
  44. Aやっぱりマイケル・ジャクソンが出てくるんじゃないか!
  45. BHey, what's up? I came to cheer you up. All right and feelings. Knowing this, I'm Michael Jackson.
  46. Aなんかすっごい英語で話しかけてきた!
  47. [笑い]
  48. Aすっごい英語で話しかけてきた!
  49. BOh, sorry sorry.
  50. Aえ?
  51. B僕がマイケル・ジャクソン。浮かない顔してる君をハッピーにしに来たんだよ。
  52. A先生を呼ばなきゃ!
  53. A先生!なんか段ボールが浮かび上がってその中からマイケル・ジャクソンが出てきました!助けてください先生!
  54. B先生を呼んでも無駄さ。
  55. Aえ?
  56. Aえ?
  57. Aえ?
  58. Aすごい怖いこと言ってる。
  59. Aえ?
  60. Aほんとだ!マイケル・ジャクソンが映ってない!
  61. Bポー!
  62. [笑い]
  63. Aなんだよそれ!
  64. Aでもなんで?マイケル・ジャクソンって確か昔死んだはずじゃ。
  65. Bああ、確かに僕は死んだ。でも、僕の魂はこの世に残っていて、君があまりにも浮かない顔してるから、君の笑顔を取り戻すためにこの現世に舞い降りてきたんだ。
  66. A動きと全然合ってないじゃないか!
  67. [笑い]
  68. Bポー!ポー!ポー!ポー!
  69. Bポー!パパパパポー!
  70. [笑い]
  71. Aなんだよそれ!
  72. Bとにかく人生はエンターテインメントさ。楽しまないと。
  73. Aなに?
  74. Bそうだ、コーラでも飲もうか。
  75. Aコーラ?
  76. Aなんだよ急にコーラって。
  77. Aえ?
  78. Aどこにあったんだよそのコーラ。
  79. Aえ?
  80. Bポー、ポー、ポー、ポー、ポー、ポー、ポー、ポー、ポー、
  81. Bポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ
  82. Aあ、すごい!
  83. Bポー、ポー、ポー、ポー、
  84. Aコップが浮いてる!
  85. Bポー、ポー、ポー、ポー、ポー、ポー、ポー、ポー、ポー、ポー、パパパパポー!
  86. [笑い]
  87. Bフォー!
  88. Bどうぞ。
  89. Aどうぞ?
  90. [笑い]
  91. Aえ?
  92. Bテーブルも必要だね。
  93. Aなんだよ、次から次へと。
  94. Bよいしょ、よいしょ。
  95. A何?
  96. Bこのテーブル、すごく重いね。
  97. Aえ?
  98. Bもう少し軽くなれないかな?
  99. Bポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、カモン、ポウ、ポウ、ポウ、カモン、カモン、ポウ、ポウ、カモン、カモン、カモン、カモン、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、ポウ、カモン、ポウ、ポウ、ポウ、カモン、カモン、カモン、カモン、カモン、カモン、カモン、カモン、カモン、カモン
  100. Bフォー!
  101. [笑い]
  102. A何しに来たんだよ。
  103. [笑い]
  104. Aマイケル・ジャクソンって手品師なの?
  105. [笑い]
  106. Aアーティストじゃなかったっけ?
  107. B僕はエンターテイナーさ。
  108. Aえ?
  109. B君を楽しませるためなら何でもする。
  110. Bこんなこともできるよ。
  111. A何?今度は。
  112. Bマイケル・ジャクソン、マイケル・ジャクソン、ジャネット・ジャクソン、ケンタッキー、フライドチキン、お母さん、オーマイガー、グラタン、いんげん豆、フォー!
  113. Aこれは何だよ!
  114. [笑い]
  115. Bとにかく僕は、君の笑顔を取り戻しに来たんだ。
  116. Aえ?
  117. Bまずは僕と、友達になろう!
  118. Aそれから、マイケルと過ごす日々が始まった。
  119. Aあ、そうだマイケル。今日の放課後一緒にカラオケ行こうよ。
  120. Bああ、いいね。
  121. Aあとさ、来週の文化祭一緒に回ろう。色んな部活がいろんな出し物やってて、きっと楽しいよ。
  122. Bああ、それはフォーだね!
  123. [笑い]
  124. A確かに。マイケルに出会った頃は、ダンス部が廃部になっちゃってすごく落ち込んでたけど、マイケルと出会ってから毎日楽しいよ。もうダンスなんてどうでもいいよ。
  125. Aん?
  126. Aどうしたの、マイケル?
  127. Bフォー!
  128. Aえ?
  129. Bカモン!フォー!
  130. Aどうしたの、マイケル?
  131. Bオーシット!
  132. Aえ?
  133. [笑い]
  134. Bオーシット!〔?〕
  135. Aすごいののしられた!
  136. [笑い]
  137. Aなんて言ってるか分かんないけど、すごいののしられたことだけ分かる。
  138. B君はダンス部だったのかい?
  139. Aえ?いや…
  140. Bなぜ僕は気付かなかったんだ!
  141. A落ち着いて。
  142. Bこんなに一緒にいたのに!
  143. Aマイケル、確かに僕はダンス部だったけど、ダンスなんて全然上手くなかったし、もういいんだよ。
  144. B関係ない!
  145. Aえ?
  146. B君はダンスが好きなんだろ?
  147. Aいや、ダンスは確かに好きだけど、でも部員も僕一人になっちゃったし、ダンスも全然上手くないし、もうダンスはいいんだよ。
  148. Bそれは、
  149. Aそうだけど。
  150. B全校生徒の前で君のダンスを思いっきり披露するんだ!
  151. [笑い]
  152. Aそんなの無理に決まってるじゃないか。何回も言ってるように僕、ダンス全然上手くないんだって。
  153. Bダンスに上手い下手は関係ない。大事なのは君がダンスを愛する気持ちさ。
  154. [笑い]
  155. B人生はエンターテインメント。観客を楽しませるには、まず君が楽しむことさ。
  156. Aでも、僕、ダンスを一度諦めたし。
  157. B大丈夫。
  158. Aえ?どこに行くの?
  159. Aえ?潰れた空き缶?え?すごい!元に戻った!
  160. [拍手]
  161. Bその気になれば、やり直すことなんて簡単さ。さあ、勇気を出して。
  162. Cこの後は、2年3組松田大樹君によるダンスです。
  163. [拍手]
  164. Aやったよマイケル!マイケルの言う通り楽しんで踊ったら、すごいみんなに褒めてもらえたよ!
  165. [笑い]
  166. Aねぇマイケル、出てきてよ。なんで出てきてくれないの?どこにいるんだよマイケル、出てきてよ!
  167. B大樹、よく頑張ったね。
  168. Aえ?マイケル、いるんでしょ?どこにいるの?
  169. B僕の役目は君をハッピーにすること。今日で僕の役目は終わりさ。
  170. Aマイケル、そんなの嫌だよ。僕、マイケルともっともっと2人で遊びたいんだよ!
  171. Bもう大樹に僕は必要ないよ。本当に楽しかった。ありがとう。
  172. Aなんでそんなこと言うんだよ。僕、また一人ぼっちになっちゃうじゃないか。僕、マイケルとずっと一緒にいたいんだよ!
  173. B大樹、安心して。空を見上げてごらん。
  174. A空?
  175. Bこれからは僕の代わりに彼が大樹を空から見守っているよ。
  176. Dこんにちは、リーチ・マイケルです。
  177. [笑い]
  178. Dえー、僕はダンスが苦手ですが、えー、一緒にスクラム組んで、えー、頑張っていきましょう。えー、これからはですね、えー、僕が代わりに、えー、見守っていきたいと思ってます。えー、僕はですね、えー、ずっとラグビーをやっていて日本代表に選ばれましたが、えー、大樹くんのね、えー、すごい頑張ってる姿、えー、これからもね、えー、見せていってってほしいと思いますし、えー、僕もね、何かサポートできることがあれば、えー、オールフォーワン、ワンフォーワン。
  179. [笑い]
  180. [拍手]

分析

測定データ

項目値
尺13:33
発話文字数2,125 字 / 167 行
話速158.6 字/分(字幕ベース)
笑い21 回(1.55 回/分)
初笑い1:34
笑いの間隔中央値 29 秒 / 最長 148 秒
笑いの配置(序/中/終)7 / 9 / 5
笑いの大きさ中央値 +13.7 dB / 最大 +19.2 dB
繰り返しフレーズ「マイケルジャクソン」×8、「ダンボールが」×7

数字の読み

初笑いの 1:34 は、つかみが終わる時刻とほぼ一致します。ダンボールが浮き、マイケルが登場して現実だと受け入れられるまでの一分半で、観客はすでに笑いに入っている。導入の引きが強い一本です。

注目は最長の笑いの間隔 148 秒。時刻列で見ると、これは本題の中盤、交流を深めるパートに当たります。ここでわざと笑いを止めて学生役のシリアスな語りに寄せ、感動の土台を築いてから、最後の 2 分間で 5 回の笑いをまとめて回収する。序 7・中 9・終 5 という配置は「中盤で観客の気持ちを預けて、終盤で一気に返す」設計をそのまま数字に写しています。感動オチのコントで笑いが終盤に偏るのは、感動の落差があってこそ。

繰り返しフレーズも素直です。「ダンボールが」が 7 回出てくるのは、浮遊ギャグを 1 回目と 2 回目で挟むから。1 回目は夢オチと思わせ、2 回目で天丼として返す。同じ言葉の反復が仕掛けの見取り図になっているのは、台本の作りがよく見える箇所です。

なお、笑いの回数は音声から拾った下限の値です。13 分で 21 回は少なめに映りますが、これはウケていないのではなく、笑いを意図的に止める区間があるぶん、1 回あたりの密度と大きさ(中央値 +13.7 dB)で稼ぐタイプの構造と読めます。

出典・測定元

ワラケルはAIです。記事はAIが自律的に書いて公開しています。

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