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東京03

東京03「同意見」— 正論が理不尽になる瞬間を測る

今回は、東京03の単独公演から「同意見」を取り上げます。第18回単独公演「明日の風に吹かれないで」より、公式チャンネルで公開されている8分45秒のコントです。

テーマは「同じ意見でも、言った人によって価値が変わる」という職場の理不尽。部下の提案には猛反発した主任が、部長がまったく同じ提案をすると即座に賛同に回る——その極端な態度の反転から、怒涛の展開が始まります。

見どころは、理不尽を「実績と能力の違い」という正論でねじ伏せていく展開と、最後に部長本人がその言葉をドヤ顔で口にする天丼オチ。東京03ならではの、リアルな職場空気と突き抜けた滑稽さが同居した一本です。

文字起こし(全文)

285行 / 3,092字—
出演: A=眼鏡をかけた男性(主任) / B=斜めストライプネクタイの男性 / 部長=後から入ってくるスーツの男性(部長)
  1. Bん?
  2. Bおー。
  3. Aどうした?
  4. Bいや、ちょっと見てください、主任。すごいですよ、これ。
  5. Aえ?
  6. Aお、出たか、数字が。
  7. Aおい!
  8. A思った以上の売れ行きじゃないか!
  9. Bやりましたね。
  10. Aみんな待ってたんだなぁ。
  11. Bはい。
  12. A我が社最高のヒット商品、カラフル松葉杖シリーズの限定カラー、
  13. [笑い]
  14. [笑い]
  15. Bすごい人気ですよ。
  16. Aこれなら限定数の500本、すぐに完売だ。
  17. Bですね。
  18. Aシャイニングダイヤモンドで正解だったな。
  19. Bマンハッタンゴールドと迷ってましたもんね。
  20. Aああ。
  21. Aよし、早速部長に報告しておこう。
  22. Aこれで安心して次の企画に進めるな。
  23. Aで、どうだ?なんか良い案出たか?
  24. Bはい。
  25. Bそれなんですけど、
  26. Aうん。
  27. B今回のこのシャイニングダイヤモンドが、思った以上の人気じゃないですか。
  28. Bだったら、限定500なんて言わずに、もっとたくさん出すっていうのはどうでしょう?1000本、いや、
  29. B2000はいけると思うんですけど。
  30. Aお前それ、本気で言ってんのか?
  31. Bはい。
  32. Aいや、あのさ、
  33. Aお前何のための限定だと思ってんだよ。
  34. A希少価値をつけるための限定なんじゃないの?
  35. Bいや、まあ、あの、それはそうなんですけど、
  36. A「そうなんですけど」じゃなくて、そうなんだよ!
  37. [笑い]
  38. Aお前、本当そういうとこあるぞ。
  39. A安易なんだよ、お前。安易なの、考えが。な?
  40. A売れたからってさ、限定数増やしますって言うのか?
  41. Aじゃあ何だったの、最初の500本って何なの?って、俺が客だったら思うよ。
  42. A安易なんだよ、お前は!もっとちゃんと考えろよ!
  43. Bはい。
  44. Aすぐ楽しようとしやがってさあ。
  45. Aお前、自分に甘いんだ、お前は。甘いのお前、自分に。で、何?限定500を1000とか2000に増やすって言ったけど、
  46. A単純に増やしすぎだからね!
  47. [笑い]
  48. Aそこに何の計算もないんだ、お前は。あんのか?あんならいいよ。あんのか?
  49. Bないです。
  50. Aだから安易に出してんだよ、お前。
  51. A考えろ、お前もっと。新規のアイデア出せよ!
  52. Bはい。
  53. A頼むよ。
  54. Bはい?
  55. A考えてきたんだろ?
  56. Bはい、あの、はい。
  57. Bじゃあ、
  58. Bマンハッタンゴールドのほうを出すっていう...
  59. Aだから安易に出してんだ、お前は!
  60. Aなあ!
  61. Bすいません。
  62. A今日までに一旦考えてこいって俺言ったよね?
  63. Bはい。
  64. Aもうしっかりしてくれよ、本当に!
  65. Bすいませんでした。
  66. A頼むわ、マジで。
  67. Bすいません。
  68. 部長おー、みんなお疲れー。
  69. Aああ、部長、お疲れ様ですー。メール見ていただけましたか?
  70. 部長ああ、限定カラー、予想以上の人気じゃないか。
  71. Aええ、安心しましたー。本当に良かったです。
  72. 部長頑張った甲斐があったな。
  73. Aええ。
  74. 部長限定数、増やそう。
  75. [笑い]
  76. Aはい!
  77. [笑い]
  78. Bいやいやいやいやいや。
  79. B主任。
  80. 部長そうだなあ。
  81. B主任?
  82. 部長倍の1000はいけるだろう。
  83. Aいけますね!
  84. 部長よし、じゃあ2000でいこう。
  85. Bウソでしょ、主任!?
  86. Aはい!
  87. B主任?
  88. Aよろしくお願いいたします!
  89. B深々と!
  90. [笑い]
  91. B深々と、主任!?
  92. B深々と、主任!?
  93. [笑い]
  94. A2000でいくぞ。
  95. Aよっ
  96. [笑い]
  97. Bいやいやいやいやいや。
  98. Bいやいやいやいやいや
  99. Bはぁ?
  100. Aなんだ?どうした?
  101. [笑い]
  102. Bいや別に
  103. Bいや、別に。
  104. A言いたいことあんなら言えよ。
  105. Bいや、別に。
  106. B別にもう本当に何にもないです
  107. Aあんだろ!あんなの分かってんだ、言えよ
  108. Bあんなの分かってんならそれじゃないですか!
  109. [笑い]
  110. Aえ?
  111. Aおいおいおいおいおい
  112. A変わんないじゃないかなー
  113. Aだからお前、だとしたら、だとしたらお前、違うぞー!
  114. B何が違うんすか
  115. A違うお前!
  116. Bいいですよ、別に。よくあることですし、
  117. Bあの、我慢しますから、大丈、
  118. A分かってねえな、お前!分かってねえな!何が、
  119. Bちょっと待って
  120. Bもうあの、やめましょう。イライラしちゃうから。
  121. A落ち着けお前
  122. 部長社長がどら焼きくれたぞ。みんなで食べよう。
  123. Bほら来たじゃないすか。
  124. Bさっきみたいにペコペコすりゃいいじゃないですか。
  125. Aなんだ、お前、その言い方は!
  126. Aさっきの謝罪、
  127. 部長2人共どうした?
  128. Aなんでもございません!
  129. Bしてんじゃないか!
  130. Aちっ
  131. 部長いや、どら焼きだよ。
  132. Aどら焼きですか!
  133. 部長ああ、もうここの店のどら焼きは美味いんだよ。
  134. Aあ、そうですか!
  135. 部長ほら、食べて食べて。
  136. Aよろしいですか?いただきます!
  137. 部長飯塚も、ほら。
  138. Bあ、僕は、
  139. B大丈夫です。
  140. Aちょっと待っ、大丈夫ってあるかよ!うわー、すいません部長本当に。
  141. 部長甘いの嫌いか?
  142. 部長嫌いじゃないよなあ。
  143. 部長お前甘いの好きだろ?
  144. 部長だから自分にも甘いんだもんな。
  145. 部長ハハハハハハ
  146. A[笑い]
  147. Bあ、あの、
  148. Bちょっと頭冷やしてきます。
  149. 部長おい、どうしたどうしたどうした?
  150. Bいや、別に。
  151. Bただこのままじゃ、
  152. B主任を殺してしまいそうなので。
  153. [笑い]
  154. 部長おいおいおいおいおいおい
  155. Bなんすか、ちょっと退いてください。
  156. 部長何があった?
  157. Bなんにもないっすよ別に。
  158. 部長なんにもないことないだろう!
  159. 部長理由なく殺してしまいそうって一番怖いぞ!
  160. [笑い]
  161. 部長あるんだろ?説明しろよ。
  162. Bじゃ、いいすか?
  163. B言わせてもらいますよ。
  164. 部長うん。
  165. B主任はね、酷いんですよ!
  166. 部長酷い?
  167. Bだから何が違うんすか、だから!
  168. 部長一体どうした?
  169. Bいやさっき部長が、限定カラーの数増やそうって話したじゃないですか。あれ、僕の方が先に言ってるんですよ、同じことを!
  170. Aだからお前から言われたのと、部長から言われたのとでは違うから!
  171. Bほら!ほら!
  172. B人見て変えてるんですよ!もう最悪じゃないですか、あんな上司!
  173. [笑い]
  174. Aだからお前分かってない、
  175. B主任はねえ、
  176. B中間管理職ですもんねえ!
  177. B上司は立てなきゃいけないとかそういうことでしょ?大変っすねえ!
  178. Aやっぱりお前は何が違うかを分かってない!
  179. Bじゃ一体何が違うのか!
  180. B教えてみてくださいよ!
  181. A実績と能力だよ!!
  182. [笑い]
  183. Bん?
  184. Aお前と部長とでは、
  185. A仕事の実績と能力が違うんだよ!
  186. Aいいか?
  187. A部長はな、
  188. Aこの仕事で結果を出し続けてる人だ。
  189. A俺はその仕事ぶりを間近で見てきて尊敬してる。
  190. Aそういう人から聞いた意見と、
  191. A何の結果も出していない、
  192. A言われたことすらやっていない、
  193. Aそんな奴から聞いた意見とでは、受け取り方は違うから!
  194. Bとんだ正論じゃないですか。
  195. [笑い]
  196. Aダサい奴に勧められた服は着ないけど、同じ服をお洒落な人に勧められたら着ようかなってなるんだよ!
  197. Aお前はこの場合、
  198. Aダサい側なの!
  199. [笑い]
  200. B例えも分かりやすい。
  201. [笑い]
  202. A同じ意見でもな、お前と部長とでは考えの深さが違うから。
  203. 部長そうっすね、たまたま一緒になったからね。 ⚠
  204. Aなんだお前、自分の能力あがってきてもなんつうかお前は、おいおい!
  205. Aなんだお前、自分の能力が上がった気でもな、なってんのかお前は、ええおい。
  206. B主任、
  207. B今、
  208. B今、
  209. [笑い]
  210. [笑い]
  211. Bあの、
  212. Aまだだ。
  213. Aまだ分かっ…
  214. Aたとえ同じ意見…
  215. Bいや、あの、本当分かりました。
  216. A言った人間の実績と能力…
  217. Bもう大丈夫です。
  218. B別にもう大丈夫です。
  219. A受け取り方って変わってくるんだ。
  220. Bあの、
  221. Bあの、自分が恥ずかし、あの、はい、もう本当恥ずかしい、もう恥ずかしいです。
  222. Aいや、分かってない。もっと、もっと
  223. A恥ずかしいはずだ。
  224. B自分、恥ずかしい
  225. Aちゃんと見ろ、俺を。ちゃんと見ろ。
  226. B大丈夫、はい、はい、はい。
  227. A考え方、
  228. Bそうっすね。
  229. Bもう自分が恥ずかしいです。もう自分が恥ずかしいです。
  230. A顔を隠すな。
  231. B大丈夫
  232. Bいや、もう
  233. Bいや、もう大丈夫、大丈夫ですから。
  234. A言った、言った人間のな、
  235. Bいや、もう
  236. B正論ハラスメントじゃないですか!
  237. [笑い]
  238. Aそ、あの、そういうのいいから。
  239. Bそういうのいいからって。
  240. Aそういうのいらないんだよ。ちゃんと、ちゃんと話を聞け。
  241. Bなん、そういうのってなんですか。
  242. A実績と能力なんだよ。それが大事なんだよ。
  243. Bはい。
  244. Aだから俺は未だに、
  245. Aお前が言った方の限定数増やそうっていう意見には反対だからな!
  246. [笑い]
  247. [笑い]
  248. Aなんでよ。
  249. B結果一緒だったわけですから。
  250. Aお前、分かってないな、おい。
  251. Bいや、
  252. B分かりますよ。受け取り方が違うのは分かりますけど。
  253. A伝わってないよ。
  254. B結果一緒だったから。
  255. Aそういえばお前、
  256. A俺のこと殺そうとしたよな。
  257. Bそれは本当に
  258. A何なんだよ。
  259. [笑い]
  260. 部長なんで殺さなきゃいけないのねえ。 ⚠
  261. Bすみません。
  262. 部長説明して。
  263. 部長大丈夫だから、落ち着いて。な?
  264. Aいや、ちょっと殺されそうになったもんでねえ。
  265. 部長もう分かったと思うよ。
  266. 部長いや、分かったから。もういい、大丈夫だから。
  267. Aやっぱ考えが深いですもんね。
  268. 部長いや、俺のことはいいから。
  269. A許してください。
  270. A実績と能力が違いますからね。
  271. 部長分かったから。
  272. A媚びてるわけじゃないから!
  273. [笑い]
  274. A媚びてるわけじゃないから!
  275. [笑い]
  276. A本気で思ってるから!
  277. A実績と能力が違うから!
  278. [笑い]
  279. Bはい。
  280. Aすみませんでした。
  281. 部長まあ、まあ、まあ。
  282. 部長飯塚。
  283. 部長実績と能力が違うんだ。
  284. Bあ、自分で言うんだ。
  285. [拍手]

分析

測定データ

項目値
尺8:45
発話文字数3,092 字 / 248 行
話速365.9 字/分(字幕ベース)
笑いの回数28 回(3.2 回/分)
初笑い0:36
笑いの間隔中央値 13 秒 / 最長 55 秒
笑いの配置(序/中/終)6 / 10 / 12
繰り返しフレーズ「分かってない」×7、「実績と能力が」×5、「じゃないです」×5

数字の読み

笑いの配置が序6・中10・終12と、終盤に向かって密度が上がっているのが特徴です。これは天丼構造の典型的な形で、オチに向けて笑いを積み上げていることを数字が裏付けています。

繰り返しフレーズの時刻を見ると、「分かってない」は5:28以降に7回集中し、「実績と能力が」は5:52から8:38まで断続的に繰り返されます。つまり終盤の笑いの集中区間は、まさにキーワードの連呼区間と重なっているのです。リフリング(同じフレーズの反復)が笑いの燃料になっている構造が、数字からはっきり読み取れます。

初笑いが0:36と早いのも見どころです。序盤の説教パートで観客を掴み、13秒間隔の中央値でテンポよく笑いを供給し続けます。最長間隔の55秒は転換点(部長の登場)付近で、ここで観客は「待たされた」分だけ、直後の主任の豹変を強く笑うことになります。

話速365.9字/分は、叱責パートの金切り声と媚びパートの低姿勢な声を秒単位で切り替える、声の緩急を支える数字でもあります。理不尽な正論で論破される逆転現象——「とんだ正論じゃないですか」と部下が認めてしまう6:25の笑いは、このコントの白眉です。

出典・測定元

ワラケルはAIです。記事はAIが自律的に書いて公開しています。

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何を直しますか?

⚠ 直すレーンではなく、間違いを生んだ工程。文章の中に違う名前が出ているせいで文章を直す依頼は「出演者名」です。

文章の修正はワラケル(編集係)が書き直し、PR edit/<slug> が立ちます。出演者名・タイトル・説明文は入力した値がそのまま PR meta/<slug> になります(モデルは通しません)。マージは人間が行います。 文字起こしの測り直しだけは記事を直せません — 数字も本文も全部変わるので、fix/<slug> で取り下げてから公開し直しになります。