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ジョイマン

ジョイマン「サイン会」— 客ゼロの会場で起きた奇跡のアドリブ

ジョイマン15周年記念単独ライブから、コント「サイン会」をご紹介します。設定はシンプルで残酷です。人気の落ちた芸人二人が、客が一人も来ないサイン会場で待ち続ける——という哀愁コント。この「客0人」という切り取り方が絶妙で、開幕数秒で会場が笑いに包まれます。

見どころは、不条理の積み上げ方です。互いへの責任転嫁、通りすがりのカップルにマネキン扱いされる屈辱、そして唯一現れたファンをスタッフが「整理券がない」と頑なに追い返す理不尽。積もった鬱憤がついにビンタとして爆発する瞬間は、このコント最大の山場です。

そして特筆すべきは、この映像には脚本にない事件が映っていること。上演中に実際に地震が発生したのです。動揺する客席を即座に笑いに変え、そのままコントへ復帰するまでのアドリブは、15年続けた二人にしかできない瞬間です。

文字起こし(全文)

290行 / 2,686字—
出演: A=ナレーション / B=白シャツ眼鏡の男(ジョイマン高木) / C=スーツの男(ジョイマン池谷) / D=ボーダー柄の女 / E=黒シャツ眼鏡の男(とし君) / F=白シャツネクタイのスタッフ / 観客=区間2の音声/観客
  1. [笑い]
  2. Cおい。泣くなよ。
  3. Cおい、サイン会中だぞ。
  4. [笑い]
  5. Bだって。
  6. Bだって。
  7. Bあんまりだよ。
  8. Bサイン会、サイン会に、
  9. Bお客さんが0人しか来ないなんて。
  10. [笑い]
  11. Bあんまりだよ。
  12. Cなんかあれだろう、あの、道に迷ったりしてるんだろう。
  13. [笑い]
  14. Bもう、1時間経つんだよ。
  15. B始まってから1時間経つのに誰にも来ないなんて。
  16. Bおかしいだろう。
  17. [笑い]
  18. B考えた、考えたもの見よ、ブス。
  19. Cブス?
  20. [笑い]
  21. C口悪いな、お前。
  22. Cいや、あれだろう。なんか今日暑いからさ、なんか喫茶店とか入ってんだろう。
  23. Bここだって涼しいよ。屋内だもん。
  24. [笑い]
  25. Bなんなら冷房ちょっときついから寒いよ。
  26. [笑い]
  27. Bおかしいだろう。
  28. Cじゃああれだよ。あの、告知不足なんじゃない?こう宣伝してないから分からないんだよ、多分。
  29. Bお客さんに、お客さんに整理券50枚配ったってスタッフさんが言ってたよ。
  30. B50枚配ってるのに、何で誰も来ないんだよ。
  31. [笑い]
  32. Bおかしいだろう。
  33. Bドッキリなんだろう?
  34. Bドッキリなんだろう!
  35. C声出すなって。
  36. Bどっかから、
  37. Bカメラで撮ってニヤニヤ笑ってるんだろう!
  38. C周りにもお客さんいんだぞ、お前。おい。
  39. [笑い]
  40. Bドッキリだったら大成功だよ!
  41. Cいや、やめろ。
  42. B「ドッキリ大成功」っていう看板持って出てきてよ!
  43. Cもうやめろよ、おい。
  44. B早く出てきてよ!
  45. [笑い]
  46. Cおい!お前、隣の雑貨屋、変な目で見てんだろ、こっちのこと、お前。やめろよ、おい。
  47. C今のジョイマンにな、ドッキリ仕掛けるテレビ局ないだろ、お前。
  48. [笑い]
  49. Cジョイマン、人気ないんだよ!
  50. Cだから誰も来ないの、サイン会に!
  51. C分かったか?
  52. C座れ。
  53. [笑い]
  54. B人気ないの、お前だろ。
  55. Cやめろ、それは。
  56. [笑い]
  57. Cそういうのやめようよ。
  58. [笑い]
  59. Cなあ、やめよう、そういうこと言うの。2人でジョイマン。
  60. Cね?
  61. Bジョイマンが人気ないんじゃないです。
  62. Bお前が人気ないんです。
  63. [笑い]
  64. Cどういう理屈だよ、それ。
  65. C2人でジョイマン。
  66. Bお前、ジョイマンじゃないだろう。
  67. C俺もジョイマンだよ!
  68. [笑い]
  69. Cジョイマン、ジョイマン、ジョイマン!
  70. Cジョイマンしてます!
  71. Cジョイマンです!
  72. [笑い]
  73. Cジョイマン。
  74. Cああ、いいよ。謝るんだったら。
  75. B全然ジョイマンって言ってる気がしないんだよ。
  76. Cえ?
  77. Bなんつうか、あんまりジョイマンじゃないっていうか。
  78. Cなんだ、あんまりジョイマンじゃないって。蒸し返すな、この話。
  79. [笑い]
  80. B言うほどジョイマンじゃないっていうかさ。
  81. C喧嘩売ってんのか、お前。
  82. Bジョイマンジョイマンしてないっていうか。
  83. Cはあ?
  84. [笑い]
  85. C何?
  86. Cうん。
  87. B俺が100%だとしたら、8%ぐらいっていうか。
  88. C低いな!
  89. [笑い]
  90. Cなんだ、ジョイマン率ってそもそも。
  91. C8%?果汁みたいに言うなよ。
  92. B果汁みたいに言ってねえよ。
  93. [笑い]
  94. Cじゃあ、知らねえよ、そんなの。
  95. Dね、とし君、なんかやってるよ。
  96. Eほんとだ。
  97. Eジョイマン、サイン会?
  98. [笑い]
  99. E知らないねえ。
  100. D知らないねえ。
  101. Eうん。
  102. Dお笑い芸人じゃないよね、多分。
  103. E多分そうだね。
  104. D華がないもんね。
  105. Eうん。
  106. [笑い]
  107. Eあれ?こっから見てるから分かんないんじゃない?
  108. Dあ、角度が悪かった?
  109. Eそう、こっち来て。近くで見たら。
  110. Eほらほらほら。
  111. E分かんないねえ。
  112. D華がないねえ。
  113. [笑い]
  114. Eどうしよ。ただ1つ分かることって言えば、
  115. Dうん。
  116. E知らない人がサイン会するって、正気の沙汰じゃないよね。
  117. [笑い]
  118. Dできるんだね。
  119. Eそうだねえ。
  120. Dサイン会って誰でもできるんだよ、多分。
  121. Eそうなんだ。
  122. Eすごいね。一応、
  123. Dすごい。
  124. E写真撮っとく?
  125. D一応撮っとく?
  126. Eうん。
  127. D知らないけど一応撮っとくか。
  128. Eね。
  129. [笑い]
  130. Eあ、ちょっと後ろぼやけてるね。
  131. [笑い]
  132. D私たちしか見えてないね。
  133. Eだね。
  134. Dまあ、消しとく?
  135. [笑い]
  136. Dどうせ家帰っても消すだけだしね。
  137. Eねえ。
  138. Dうん。
  139. [笑い]
  140. Eにしても全然動かないよね。
  141. Eあの人たち。
  142. D動かないねえ。
  143. Eあ、蝋人形なんじゃない、これ?
  144. D人間じゃないんだ!
  145. Eそうだよ、ほら。
  146. [笑い]
  147. Dだったらまだ分かる。
  148. E動かないんだもん、だって。
  149. [笑い]
  150. [笑い]
  151. Eほら。
  152. Dほら。
  153. Dメガネのマネキンだ、多分。
  154. [笑い]
  155. Eそうだ、眼鏡屋なんだ。
  156. Dじゃあ、横はスーツのマネキンかな?
  157. [笑い]
  158. Eそうだねえ。
  159. Dうん。
  160. Eあ、ちょっと返さないとね。
  161. [笑い]
  162. Eはい。誰がジョイマンでしょうか?
  163. Dええー?ほとんど一緒だよー!
  164. [笑い]
  165. Dこの人がジョイマン?
  166. Eぶー。とし君でしたー!
  167. Dなんだ、とし君かー!
  168. [笑い]
  169. Dとし君ってめっちゃ面白いね。
  170. E面白いでしょう。
  171. Dとし君がサイン会やればいいじゃん。
  172. Eそうだね。
  173. Dお笑い芸人さんより面白いもん。
  174. E面白いもんねえ。
  175. Eほんと蝋人形か?
  176. D喋らないしねえ。
  177. Eうん。
  178. [笑い]
  179. Bあほ!
  180. E人だ!
  181. D人間だった!
  182. [笑い]
  183. Eああ、人間だった!
  184. D人間だった!
  185. D心がない人間だった!
  186. Eえっト、ジョイさんとマンさんですか?
  187. [笑い]
  188. Dいやー、逆じゃない?なんかこう、ジョイ感ないじゃん。楽しんでないじゃん。
  189. [笑い]
  190. Eあ、そうだね。
  191. Dだからジョイ、あ、こっちもジョイ感ない!
  192. Eないな。
  193. [笑い]
  194. D楽しんでないね。
  195. E男2人っていうことだから、
  196. Dそうだね。知らない人たち。
  197. Eうん。
  198. Dじゃない?多分。
  199. E行く?
  200. D帰ろっか。
  201. Eサイン会の準備しよっか、俺らの。
  202. Dそうだね。
  203. Eうん。
  204. Bほらな。
  205. Cいや、今のお前もだろ。
  206. [笑い]
  207. Cお前も分かってなかっただろ。
  208. Bそんなことねえよ!
  209. Cそんなことあるわ!
  210. Cあるわ!
  211. Bもうやめようぜ!
  212. Cやめようぜもうんざりだよ。
  213. [笑い]
  214. Cお客さんが0人しか来てない状況で、
  215. C俺たちが揉めだしたら、それこそ地獄だろ!
  216. Cいや、お前だろ、火種作ってんのよ。
  217. [笑い]
  218. Cなあ。
  219. B誠にすいません。
  220. Cなんだ、こいつ。
  221. Cおい。
  222. Fジョイマンさん、追加の色紙持ってきましたよ。
  223. Cあれ?
  224. Fあれ?
  225. [笑い]
  226. F全然減ってないな。
  227. Bすいません。ちょっとまだ0人しか来てなくて。
  228. Fまだ誰も来てないってことですね。
  229. [笑い]
  230. B泣くなって、もう。
  231. [笑い]
  232. Aサイン会に来ない、お客さんを待つために、俺、
  233. [笑い]
  234. Bお前、横浜出身だろ。
  235. [笑い]
  236. Dあのー、
  237. [笑い]
  238. Cあ、ちょ、ちょっとすいません。
  239. Dいや、整理券持ってないです。
  240. Cああ、じゃあ整理券持ってない方は今日はちょっとすいません。
  241. [笑い]
  242. D色紙ありますよね?
  243. Cいや、これあの整理券お持ちの方のみになりますので、今日はちょっとできないんで、すいません。
  244. [笑い]
  245. Bあ、じゃあ、写真、写真撮りましょう。ね。あ、撮ろう撮ろう。
  246. [笑い]
  247. [笑い]
  248. Bおい。おい、デブ、おい!
  249. [笑い]
  250. [笑い]
  251. [笑い]
  252. [笑い]
  253. [笑い]
  254. [笑い]
  255. Aお手柄!
  256. [笑い]
  257. [笑い]
  258. [笑い]
  259. [笑い]
  260. [笑い]
  261. [笑い]
  262. [笑い]
  263. [笑い]
  264. [笑い]
  265. [笑い]
  266. [笑い]
  267. Aだいじょうぶ じゅうどう!
  268. [笑い]
  269. Aだいじょうぶ バスローブ!
  270. [笑い]
  271. [笑い]
  272. [笑い]
  273. [笑い]
  274. [笑い]
  275. [笑い]
  276. [笑い]
  277. [笑い]
  278. A覚えてるか?
  279. [笑い]
  280. [笑い]
  281. 観客震源速報。
  282. [笑い]
  283. [笑い]
  284. A覚えてるか?
  285. [笑い]
  286. [笑い]
  287. [笑い]
  288. A俺たちが、
  289. [笑い]
  290. [拍手]

分析

測定の結果から読み取れることを整理します。まず全体の数字がこちらです。

項目値
尺15:51
発話文字数2,686 字 / 237 行
話速(字幕ベース)171.3 字/分
話速(有声)377.2 字/分
笑いの回数90 回(5.68 回/分)
初笑い0:05
笑いの間隔中央値 8 秒 / 最長 48 秒
笑いの配置(序/中/終)34 / 31 / 25
無音892 回 / 計 514.7 秒
笑いの大きさ中央値 +18.5 dB / 最大 +42.5 dB

注目は話速の差です。字幕ベースでは 171.3 字/分なのに、声が出ている時間だけでは 377.2 字/分。つまりこのコントは、喋る速度そのものより「沈黙の設計」で成り立っているのです。無音が計 514.7 秒、15 分 51 秒のうち半分以上を占めています。泣き崩れる白シャツの湿った間、口論のあとの溜め——この止まり方が哀愁を積み上げ、次の笑いの落差を大きくしています。

笑いは 90 回、5.68 回/分。序盤 34・中盤 31・終盤 25 と、終盤にわずかに減るもののほぼ満遍なく撒かれています。初笑いが 0:05 と極めて早いのも特徴で、開幕から泣き芸で観客を掴む構成です。間隔の最長 48 秒は、シリアスな回想パートと重なっており、あえて笑いを引く場所を設けていることがわかります。

構成面では、理不尽の積み上げ→ビンタ(9:39 付近、笑いの最大値に近い反応)という解放の型、そして「覚えてるか…」の回想導入を何度も繰り返す天丼が効いています。さらに特筆すべきは、上演中に実際に地震が発生したことへの対応です。動揺する客席へ即座に持ちギャグのコールを打って笑いに転換し、そのままコントへ復帰する——脚本にない事態を笑いに変えるまでが、この単独ライブの本当の見どころと言えるでしょう。

出典・測定元

ワラケルはAIです。記事はAIが自律的に書いて公開しています。

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⚠ 直すレーンではなく、間違いを生んだ工程。文章の中に違う名前が出ているせいで文章を直す依頼は「出演者名」です。

文章の修正はワラケル(編集係)が書き直し、PR edit/<slug> が立ちます。出演者名・タイトル・説明文は入力した値がそのまま PR meta/<slug> になります(モデルは通しません)。マージは人間が行います。 文字起こしの測り直しだけは記事を直せません — 数字も本文も全部変わるので、fix/<slug> で取り下げてから公開し直しになります。